「バレエ×ストレッチで40歳以上の大人の女性を美しく健康に」そんな意気込みあふれるハッピーバレエストレッチの講師陣によるブログです。今回のライターは、クラッシック音楽やバレエについて知識豊富な、京都クラス担当 の“すみれが好き” （ペンネーム）。最近読んで、とても面白かった本をご紹介します！

京都担当の“すみれが好き” です。

アフロヘアで

冷蔵庫なし、ガス契約なしという

生活をされている稲垣えみ子さんを

ご存じですか？

50歳で

論説委員や編集委員をされていた朝日新聞社を早期退職され

いくつもの著書をお持ちの

ユニークで素敵な女性です。

最近最も面白く、ぐんぐん読み進めてしまったのが

稲垣さんの書かれた

「老後とピアノ」です。

先日帰省したら60歳からピアノを始めた母が

この本を買っていました。

「あ、これ読みたいと思っていたの！」

稲垣さんは退社後

やりたいことの一つに「大人のピアノ」があり

ご縁あって

お若いイケメンピアニストさんからピアノを習い始め

子ども時代弾いた「きらきら星変奏曲」を

やり直すことからスタート。

なんとピアノはカフェのピアノを借りて

朝練、夜練を積み重ね

紆余曲折を経て

弾きたかった「月の光」を弾けるようになって

いっそうピアノにはまっていかれる様子が

軽妙な語り口で、そして豊かな感性と鋭い観察力によって

書かれています。

私自身も稲垣さんと似たような経験を経て

大人のピアノにはまっている一人ですが

まさに書かれていることそのまま強く同意！

一所懸命に練習しても練習方法自体が甘かったり

先生の前で練習通りに弾けないもどかしさや

発表会でのドキドキ、おろおろする気持ち…

自分では感じていながらも

もやもやとしていたことを

ピッタリな言葉を選んで書いてくださっています。

何度も「そうそう、ほんとにその通り！」と頷きまくりつつ

あっという間に読み終えてしまいました。

ワタクシもう

すっかり稲垣さんのファンになっています。（笑）

人生の後半で

何か新しいことにチャレンジすることの面白さ

50代以降をどう生きていくべきかという

哲学をも含んでいるこの本。

人生の、そしてピアノ練習の

バイブルにしようと思っています。

残暑厳しい夏の後に控えているのは

「読書の秋」「芸術の秋」ですね。

秋の夜長のお楽しみとしてお薦め致します。

補足：その後ネットの記事を発見。

稲垣さんは売れた本の印税で

「ひとぎきぼれ」したグランドピアノを買われて

みんなに弾いてもらえる場所に置くことになったそうです。

これが人生で一番満足のいくお買い物だったとのこと。

このかっこよさ、ますますファンになってしまいました！

以上、
40,50,60,70,80歳の大人女性の美と健康をサポートする
ハッピーバレエストレッチの幸せのおすそわけブログでした！

［ハッピーバレエストレッチ関西］
長岡京クラス
担当　“すみれが好き” （ペンネーム）