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バレエ音楽のおはなし「白鳥の湖」★チャイコフスキーは浪費家だった⁉-ハピバス講師 スミレが好き-

バレエ音楽のおはなし「白鳥の湖」★チャイコフスキーは浪費家だった⁉-ハピバス講師 スミレが好き-

 

ハピバスのエクササイズではバレエの姿勢や

その基本トレーニングを取り入れていて、

ゆったりとした音楽に乗ってリラックスして

体を動かしほぐしていきます

音楽があることで自然に体が動いたり

気持ちよく感じられたり

音楽の力に助けられて体が動いていくのがわかると思います

 

 

 

子供のころ、クラシック音楽が好きな父が

私の身体がすっぽり入るくらいの

大きなスピーカーを2台持っていて

ある日そこから流れるオーケストラの音楽に

不思議な感動を思えた記憶があります

心がそわそわして思わず身体が動いて

踊りたくなるような感覚でした

 

それが「白鳥の湖」の音楽でした

当時ピアノを習っていたので「耳コピー」で

なんとかそのメロディーを再現しようとしたのを思い出します

(あまりうまくいきませんでしたが・・・)

 

当時の私のハートをつかんだこの曲を

作曲したのはチャイコフスキーでした

1840年生まれのロシアの作曲家で

学校の音楽室に

おひげの気難しい顔をした絵があったのを

覚えていらっしゃる方も多いでしょう

音楽室の作曲家の肖像画はなぜか皆さん

怒ってる?機嫌悪い?

ようなお顔の方が多いですよね

 

チャイコフスキーは古典バレエの代名詞

「白鳥の湖」を作曲しました

「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」も彼の作曲です

 

バレエ音楽のほかに

ピアノコンチェルトや交響曲も多く作曲しており

才能豊かでキャッチーなメロディーを書くのがお得意でした

「白鳥の湖」と言ったら

あの物悲しくも美しい旋律が浮かびますよね

 

テレビのCMでも彼の曲をよく耳にします

ソフトバンクのCMにも「くるみ割り人形」の中の

「葦笛の踊り」が使われていました

 

余談ですがソフトバンクのCMではこのほかに
プロコフィエフ作曲のバレエ
「ロミオとジュリエット」の
「ナイトの踊り」
なども使われていて
音楽の担当の方はバレエ音楽がお好きなのでしょうか

 

チャイコフスキーはバレエ「ジゼル」が

お気に入りだったそうで

そのあらすじとアダンの作曲した音楽に夢中になりました

その後、劇場から「白鳥の湖」の作曲依頼を受けて

振付家や劇場と綿密な打ち合わせを

行って作曲したと言われています

彼はジゼルの作曲技法を研究し

参考にしていたのかもしれません

しかし1877年のこのバレエの初演は様々な事情で

成功とは言えなかったと伝えられています

 

今日のような「バレエの代名詞」という評価を得たのは

チャイコフスキーの死後

ロシアで活躍していた振付家で

フランス人のマリウス・プティパと

その弟子のイワノフ(ロシア人)

によって蘇生され

1895年に上演されたからだそうです

すでにチャイコフスキーが他界した後のことでした

 

現代でも最も人気のあるバレエ演目となっていることを

本人が知ったら喜んだことでしょうね

(「白鳥の湖」の以前にすでに「眠れる森の美女」の作曲では

成功を収めていたそうですが)

 

彼以前のバレエ音楽の作曲はオペラの作曲などと比べて

地位の低いものだったと言われていますが

チャイコフスキーによって

その地位は大きく向上したようです

彼の作曲したバレエ曲は、踊りなしでもオーケストラの

コンサートプログラムに良く取り上げられています

 

余談ですがチャイコフスキーはとても浪費家だったようです

気にせずどんどんお金を使ってしまい

常に借金まみれで友人からもよくお金を借りていたそうです

ダンディで、洋服やたばこにも贅沢だったとか

彼が音楽学校で教える仕事を辞めて

作曲に専念できるようになったのは

大富豪のフォン・メック夫人の

14年にわたる莫大な援助があったからだそうです

日本でいうところの「タニマチ」のような存在です

 

ちなみに作曲家のギャラを調べた本によると

「白鳥の湖」の作曲料は800ルーブル

(今の日本の感覚で280万円くらい)

だったということで

大作だったにしてはさほどの

大きな額ではなかったと言われています

こんなエピソードを頭に入れて

「白鳥の湖」の音楽を聴いてみてください

少し印象が変わってくるかもしれません

 

参考資料:

永遠の「白鳥の湖」チャイコフスキーとバレエ音楽
 森田稔著 1999年

 歴代作曲家ギャラ比べ 
山根悟郎著 2021年

 

 

 

2021.11.18
[ハピバス関西]大阪・京都
ハピバス講師スミレが好き

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