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バレエの起源はマカロンとともに―ハピバス講師 スミレが好き―

バレエの起源はマカロンとともに―ハピバス講師 スミレが好き―

カラフルでコロンとかわいい形のお菓子、マカロン

ショーケースに並んでいると

その愛らしい姿に思わずくぎ付けになりますね

乙女心をくすぐる要素いっぱいのマカロンは

どこからやってきたのでしょう?

 

16世紀、イタリアの大貴族であった

メジチ家のカトリーヌ・ド・メディシスは

フランスの王様アンリ2世に嫁ぎました

この時、マカロンの原型が

フランスにもたらされたそうです

 

カトリーヌのお抱え菓子職人が考案したものだそうですよ

その後マカロンはフランスじゅうに広がり

ご当地マカロンと言われるようないろいろなタイプが誕生

はじめは1枚で売られていたマカロンですが

ある有名店が2枚を合わせて売ることを考えたそうです

 

さて、カトリーヌのお嫁入り道具には

ほかに重要なものがありました

バレエのもととなる踊りです

イタリアの宮廷で踊られていた踊りが

カトリーヌのお嫁入りによってフランスに入ってきたのです

 

当時の踊りは今

皆さんが知っているようなバレエのスタイルとは

少し違っていました

まだトウシューズは発明されておらず

太めのヒールで主に足のステップが

中心になって踊られていたようです

 

その後、この踊りに夢中になった王様がいました

絶対王政を推し進め、「朕は国家なり」と

発言したルイ14世です

かの豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿を作った王様です

太陽王とも称されるルイ14世は

自分を主役にした踊りを作らせて

大掛かりな仕掛け舞台で踊りました

 

一方この時代には王に仕える貴族たちも

必死で踊りを練習しました

王様主催の舞踏会では長時間にわたり

様々な種類のステップが踊られ

貴族は踊りの教師をつけて必死に練習したそうです

踊りが上手でないと王様やそのほかの貴族から嘲笑され

社交界からはじかれてしまうということもあったそうです

 

のちにルイ14世はダンサーを引退しますが

1661年の即位と同時に

すでに現在のパリ・オペラ座の起源となる

「王立舞踊アカデミー」を設立し

王の舞踊教師だった

ピエール・ボーシャンは5つのポジションを定めました

 

1713年にはパリ・オペラ座舞踊学校が設立され

職業ダンサーが養成されるようになります

またその後フランス人ノヴェールによって

「物語バレエ」が提唱されるようになり

現在のバレエにつながる劇場舞踊へと発展していきます

皆さんご存じのトウシューズの出現は

19世紀に入ってからのことでした

 

バレエの起源はイタリアのルネッサンス期と言われますが

かわいいマカロンの原型もバレエの原型と同時期に

イタリアからフランスに

カトリーヌによって伝わったというのも興味深いですね

 

輸入したものを

上手にブランディングするフランスもさることながら

ルネサンスを産んだ

イタリア文化の奥深さとパワーに感心します

 

 

コロナが落ち着いて海外渡航が以前のように自由になったら

まず行ってみたい国はイタリアに決まりです!

 

参考文献:「美感遊創」vol.231  Suntory

「栄華のバロックダンス 舞踊譜にルーツを求めて」浜中康子

 

 

 

2021.12.8
[ハピバス関西]大阪・京都
ハピバス講師スミレが好き

 

 

 

 

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