「ゆるめるストレッチ×バレエ姿勢で40歳以上女性を美しく健康に」そんな意気込みあふれるハッピーバレエストレッチの講師陣によるブログです。今回のライターは自然豊かな因島在住!広島・因島&備後運動公園クラス担当のYachiho。芸術の秋🍁オーケストラを聴きに行き、音楽や芸術の奥深さに感動したそうですよ!
こんにちは!
広島・因島&びんご運動公園担当のYachihoです!
やっと日中も涼しく過ごしやすくなり
秋らしくなってきましたね。
今年は、あちこちで秋祭りが4年ぶり(!)の開催となるようで
待ちに待った”晴れの日”のために
久しぶりの準備に取り掛かる人々の湧き立つ感情を感じながら
やっぱりこうでなくっちゃ!と私もソワソワしてしまいます。
さて、秋は“芸術の秋”でもありますね🍁
先日、しまなみ海道唯一の音楽ホール
「ベル・カントホール」に、30年ぶりに
「オーケストラアンサンブル金沢」(通称:アンカナさん)
がやってきました。
なかなかこの辺りではオーケストラを聴けるチャンスは少ないため
たくさんの友人を誘って私も行ってきましたよ。
その中の演目の一つが、アンカナさんの十八番
ビゼー作曲・シチェドリン編曲の「カルメン組曲」でした。
シチェドリンといえば
あの有名なバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤの夫でもあります。
メリメ原作の「カルメン」を題材としたバレエを踊りたいという
マイヤ・プリセツカヤの発案で
当初、作曲をショスタコーヴィチに依頼しましたが断られ
次にハチャトゥリアンにお願いしましたがまた断られたため
夫であるシチェドリンに回ってきたそうです。
しかし1967年
モスクワのボリショイ劇場での初演は
「ビゼーの傑作を侮辱し、
カルメンの性的な扱いにも問題がある」として
ソ連当局から酷評され、すぐに上演禁止となってしまいます。
後に、再演が許され
今ではボリショイバレエのレパートリーとして定着している演目です。
YouTubeでも
マイヤ・プリセツカヤの踊る
迫力のカルメンを見る事が出来るので
ぜひ皆さんも一度見てみてください。
https://youtu.be/2Vt7e0ARvtU?si=ChE8iwZZ1KOYsuLu
マイヤ・プリセツカヤは
ソ連政府の圧政で父親を粛清され
本人も秘密警察に監視されるなど
私たちの想像を超えた苦難にありました。
ですが、最後まで亡命ぜず、表現する事の自由を求めて
バレエの舞台と共に闘った人でした。
自伝のタイトルは『闘う白鳥』です。
このYouTubeを事前に見てから聴いた
シチェドリン編曲のカルメン組曲は
それはそれは衝撃でした!
よく聴き慣れた有名なカルメンのフレーズが
何度も出てきたかと思えば消えて
沢山の打楽器の迫力ある音が忙しく鳴り響く
闘牛士のラストは全ての楽器がドーンと鳴り、ピタリと止む。
編曲というか、もはや全く違う曲にも聴こえます。
ソ連の時代の
秘密めいた複雑かつ爆発するような激しい音楽。
厳しい統制下の中で作られたであろう
このシチェドリン編曲のカルメンの世界に
自然と引き込まれていきました
そしてその曲で踊ったマイヤ・プリセツカヤの生涯を
思い浮かべずにはいられませんでした。
その時代時代に生まれた
バレエ音楽の奥深い世界に触れた演奏会でした🎵
以上、40,50,60,70,80歳の大人女性の美と健康をサポートする
ハッピーバレエストレッチの幸せのおすそわけブログでした!
[ハッピーバレエストレッチ広島]
因島クラス
びんご運動公園クラス
担当 Yachiho