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東日本大震災から学んだことは・・日常を取り戻すには今できる限りのことを継続していくこと―ハピバス講師 Nobue―

東日本大震災から学んだことは・・日常を取り戻すには今できる限りのことを継続していくこと―ハピバス講師 Nobue―

ハッピーバレエ・ストレッチ文京本郷クラス講師のNOBUEです。

 

去る3月11日は国内観測史上最大となるマグニチュード9.0甚大な被害を及ぼした東日本

大震災から11年となりました。この機会にあの日のことを書いてみたいと思います。

 

先にお亡くなりになられた方々とそのご遺族の皆様に哀悼の意を表します。また被災された方々、今もなお避難生活を余儀なくされている方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 

私は当時、今も勤務する会社の社屋のあった東京都品川区で大震災を体験しました。その日は仕事で品川区役所に行く予定があり、いつもは午後から行くのですが、なぜか?その日は午前中に行くことにしました。

社用を済ませオフィスに向かうためエレベーターを待っている時、後から思えば不思議なことですが、ボンヤリと「もしもこの場で地震が起きたら嫌だなぁ~」と思ったのでした。そんな事もすっかりと忘れていた15時近く、給湯室で洗い物をしていると、突然ガタガタと音がし出してだんだん揺れてきました。

 

あっ、地震だ。

 

東京生まれの東京育ちの私は地震に慣れているところがあって、地震に恐怖を感じることは、それまでほとんどありませんでした。いつものようにおさまっていくだろうと洗い物を続けていると、どんどんどんどん揺れが大きくなっていき、「これはおかしい。何かが違う」と経験したことのない揺れ方にただ事ではない恐怖を感じて、すぐ近くにある社員通用口まで行きドアを開けました。

ちょうど通路を通る数名の社員がいて、皆が身動き出来ない状況。私は斜め前にある15階建てのビジネスホテル等が今にも倒れそうになるほどに左右に大きく揺れているのを、ただ見ていることしかできませんでした。なかなかおさまらない地震に思わず私は天に向かって大声で「お願~い。止まってぇ~。お願いだから~」と叫んでいました。本当にこの時に独りでなくて良かったと思いました。

 

どうにか地震がおさまり、各自部署に戻ると、当時はまだ机の上には大きなモニター画面のパソコンがあり、それが倒れないように必死で抑えていたのであろう同僚達の姿がありました。直ぐに会長室にあるTVをつけ社長以下役員、社員達で地震の情報を確認しました。そこには後に何度も放送されることになる、津波がどんどん押し寄せて見る見るうちに道路橋を覆い、車を飲み込んでいく映像が映し出され、建物がどんどん水に流されていきます。信じたくない気持ちが働くのか?それが現実のこととは思えない感覚に襲われました。

 

とんでもないことが起きてしまっている。。。

 

それから各自家族の安否を確認する行動に移り、幸いにもわりと早く家族、友達、親戚、特に当時ご主人の転勤で仙台市内在住であった友人とそのご家族の無事が確認できた時には本当にほっとしました。

しかし、ただ一人すぐに連絡のつかない友人がいました。当時「国境なき医師団」で活動していた医師で、一週間後に連絡がついた時には、予想通り、震災当日直ぐにヘリコプターで現地入りしていました。任務終了後、直行で帰京することが出来ずに、途中途中の地で温泉に入りながらゆっくりと南下したと後に聞いた時には、紛争国へも赴任していた彼女でも、そうでもしないとやり切れなかったのだと胸が痛くなりました。

 

その日の私は、交通網麻痺により帰宅することを諦め同僚達と社内で一晩を過ごしました。弟は通勤時間電車で1時間の職場から徒歩で5時間かけて帰宅しました。

翌日は交通網の乱れから普段の何倍もかかって帰路に着き、幸い土曜日だったので、被災した友人に、ドラッグストアから無料で頂いた段ボール箱いっぱいにティッシュ箱やお菓子にタオル、そしてこっそりと現金を入れて無事に届くことを祈りながら送付しました。

 

それからの私は毎日の通勤に苦労しました。ダイヤの乱れ、徐行運転、大混雑、1ヶ月は大変でしたが、それでも被災地の人達の苦労を思えば、「こんなことぐらいは」と思って頑張りました。

送付した荷物は無事に届き、とても喜んでもらえて、現金は多大なる被害を受けた地域にボランティアで炊き出しに行く時のために使わせてもらうということで、これを機に友人に義援金を託すことにしました。その後直ぐに、ご主人の転勤で後ろ髪を引かれる思いで関東に戻った彼女でしたが、ことあるごとに被災地でボランティア活動を続けていました。震災から1年を少し過ぎた頃に、もうこれでボランティアに行くのは最後になるから義援金を送る変わりに東北の物を買ってあげて、そして落ち着いたら観光に行って応援してほしいと言われ私の義援金送付も終わりにしました。

 

1995年1月、近代都市での災害として日本国内のみならず、世界中に衝撃を与えた阪神・淡路大震災、2004年10月、9年ぶりに最大震度7を観測した新潟県中越地震、被害の状況に心を痛めながらも、やはりそれは他人事でした。けれど東日本大震災を体験した誰もがそうであったと想像できるように、この天災は私に大きな爪痕を残しました。

それまでも自分なりに一生懸命に生きてきたつもりでしたが「生きる」こと「生かされている」ことを強く意識し、そして更に日々を大切に生きていきたいと思うようになりました。

 

バレエの先生の判断で震災4日後には開催したバレエのレッスン、まだまだ混乱する状況の中で、被災地のことを思うと心苦しいけれどレッスンをやめようとは思いませんでした。

出席を迷っていた仲間に、行くのが当然の私に背中を押されたと後に言われました。

状況は状況として踏まえ、出来得る限りのことを継続していくことが日常を取り戻していくことに繋がると思っていたからでした。

熱があったり本当に具合の悪い時や、どうしてもやる気が出ない時には休養は不可欠だけれど、少し疲れていたり、少し元気がない時は、持論ですが、「体を起こせば」「気持ちも起きる」と思っています。

 

ここ最近の出来事は、戦争にそして東日本大震災を彷彿とさせる大きな地震。気持ちが暗い方へと流されがちですが、私もささやかながらバレエストレッチの指導を通して、生徒さんの気持ちを前向きにできればと思っています。「ハピバス」のレッスンは、どのような時にも人に寄り添い、優しく楽しく、体と心を元気にできるそんな存在であると確信を持っていますので。

日常を日常として当たり前に過ごせるように。

レッスンも普段と変わらない雰囲気で。

 

 

2022.3.27
[ハピバス関東]東京
ハピバス講師
Nobue

 

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