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自己免疫って何❓★難しいけど知って欲しい①…私たちの体は凄いことしてるんです★-ハピバス講師 Miki-

自己免疫って何❓★難しいけど知って欲しい①…私たちの体は凄いことしてるんです★-ハピバス講師 Miki-

 

疲れない体!を目指している講師のMikiです

前回お話した「三つのバリア」をもう少し詳しく説明します

 

2つ目に出てきた自然免疫とか

3つ目の獲得免疫という言葉

なんやそれ?って感じですよね

 

誰の体にもある血液を容器に入れて高速回転させると

成分の重さの違いで幾つかの層に分かれます

上の層は血漿と呼ばれる液体で

下の層は血球と呼ばれる成分です

 

出典:日本赤十字社
血液の基礎知識|関連情報|医薬品情報|日本赤十字社

 

この血球の中に酸素や二酸化炭素を運ぶ役目の赤血球

出血を止める役割をする血小板

そして今回の主役‼白血球があります

 

白血球と一言で表現されますが

大きく3つのグループ(顆粒球・リンパ球・単球)

が集まった集合体と考えて下さい

この白血球たちが外から侵入するものたちと戦い

日夜私たちの体を守っているのです

 

自然免疫と呼ばれるものは

侵入して来たものを食べたり、取り込んで破壊します

「わ~エサが来た~」って寄って行って食べる感じ?

 

単球の中の「マクロファージ」っていうのが有名です

これは細菌やウイルスだけじゃなく

戦った残骸や不要物等どんどん食べてくれます

 

そして「NK細胞」と呼ばれるリンパ球の一つは

たえず体中をパトロールしてウイルスだけでなく

毎日体の中で出来るガン細胞を

破壊してくれる有り難い細胞です

これらはもともと血液中にあるので自然免疫という訳です

 

それに対して獲得免疫

侵入して来た敵の武器を

布でくるんだり動かせないようにして無力化する…

といった感じですね(中和するなんて言われてます)

食べたり破壊攻撃をするわけではないのです

 

侵入者を「抗原」

無力化するものを「抗体」

と呼びます

この「抗体」を作るものが白血球の中にあるのです

 

先ほど出て来たNK細胞は自然免疫担当ですが

それ以外のリンパ球グループの「B細胞」と「T細胞」

が抗体を作る立役者になります

 

ちょっと難しくなってきましたか?

リンパ球はなぜリンパ球というか?

血液だけでなく、リンパ節という所にも存在するからです

 

血液は骨の中にある骨髄という所で作られます

だから当然白血球の中のB細胞も骨髄から作られます

 

ところが同じ白血球なのに

T細胞は胸の裏側にある胸腺という臓器で作られます

ここで出来の悪いT細胞は壊され

教育され、エリートになったT細胞だけが

脾臓や腸、リンパ節があるところへ巣立って行きます

そして骨髄から移動したB細胞と出会い

さらに修行を積むのです

 

特に小腸にはパイエル板と呼ばれるリンパ節がたくさんあり

ここでトレーニングしたり、実際に抗体を作ったり…

腸は白血球たちの能力を高める重要な場所になっています

 

トレーニングとは

腸の粘膜にいるM細胞というものが

腸内に流れてくる抗原をキャッチします

M細胞は白血球の一つ「樹状細胞」

と呼ばれるものに抗原を渡します

樹状細胞はT細胞に抗原の情報を渡します

T細胞はその情報からどんな抗体を作ったらいいか

B細胞に指示を出し

いろいろな抗体を作っていきます

 

緊急事態になったら

T細胞はさらにNK細胞や

マクロファージといった食べる細胞に司令し

T細胞も戦い専門の「キラーT細胞」をたくさん作り

無力化する抗体と直接戦う細胞の

2パターンで立ち向かうのです

 

この頑張っているB細胞やT細胞、そして出来た抗体たち…

ずっと体にいてくれたらいいのですが、なんせ寿命がある

 

でも安心して下さい

どうやら侵入者の情報を記憶する

メモリーB細胞やメモリーT細胞があるらしいのです

 

ちょっと長くなったので今日はここまで

 

 

 

2021.10.24
[ハピバス関西]大阪・淀屋橋
ハピバス講師
Miki

 

 

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